SBN:4871186881 文庫 山崎 豊子 新潮社 2003/01/10 ¥3,178

 読みました全刊。但しかなり斜め読みです。
ドラマはほとんど見てません。だって財前教授の唐沢君がどうも
イメージに合いません。財前は、体格もよく毛深くて、眼光鋭くてという原作のキャラに合ってないから。
多分、唐沢君は財前役のために、意図的に太っていたのだろうけど、肉布団も着けてたかも。
 
 私は、田宮次郎のドラマをぼんやりと記憶している。(何年前だ?)田宮次郎と山本学の財前と里見はイメージに合っていたかもしれない。はっきりとは言えないけれど。

 とても、長い小説だし飽きるかもしれないと思っていたので、
1冊づつ購入して読みました。
 ただ舞台が関西で、地名に馴染みがあるのでとても親しみが感じられました。 里見教授の奥さんと、佐江子さんの出身学校は、西宮にあるK女学院をイメージしてるかなあ?とか考えながら読んでいると結構楽しめました。
 財前と愛人のケイ子が、ドイツ出発前にデートする舞○ビラは
我が家から、車で10分のところにある、旧有栖川の宮の別荘です。
 
 教授の奥さん方のサロンの駆け引きなんかも、私たちの知らない世界なので興味深い。
まあ、裁判の駆け引きや人間ドラマなど盛りだくさんの小説で
山崎豊子はずいぶん勉強したのだろうなあと感心しました。
こういう社会派の小説は、最近見かけないので読んで良かったです。
 

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