TVドラマが始まりました。
ドラマを見る前に読んでいた娘の本を借りて、今読んでいます。
こういう話が好きかどうか、意見の分かれるところだと思いますが、久しぶりにのめり込んでいます。読み応えのある小説です。

舞台が関西だと言うことも、身近に感じられる要素の一つです。

登場人物の一人亮二をTVで演じている山田孝之は、以前から注目している俳優の一人ですが、上手くなりましたね。ちゅらさんに出演している時は、本物の高校生だった彼も、電車男やウオーターボーイズでは、ちょっと老けたなあと感じていましたが、だんだん男っぽくなって良い感じ。それに比べて相手役の綾瀬はるかは、まだまだ世界の中心で愛をさけぶから抜け出せてない感じがする。綾瀬はるかも注目している女優さんだけど、これからですね。
ああ面白かった!
すぐに読めてしまうのが難点ですが。
彼女の本の中から、いくつかは実行できると思います。

一番気に入ったのは、「自分がご機嫌になれる切り札を作っておく」という項目です。

ポパイにはほうれん草。

ドラえもんにはどら焼き。

くまのプーさんには、ハチミツ。

そこで作者の実例としてなんと「押尾コータローのDVD、CD」だそうです。彼女も押尾コータローの超人間的なギターテクニックの前では、ジャンルは違っても努力すれば道は開けるという気持ちがしてくるそうで、彼のCDを掛けるとなんでもてきぱき片づくのだそうです。

そうです。どんなに落ち込んだときも私の切り札を持っていれば立ち直ることも簡単な気がしてきます。

ちなみに娘のご機嫌になれる切り札は吉本興業の「横町にようこちょ」という番組かな?

なんでもいいことは、まねしてみようと思ったのでした。

幸福の王子

2005年10月27日 読書
イギリスの詩人、小説家オスカーワイルドの書いた童話。

これをわたしはずーっとアンデルセンの童話だとつい最近まで思いこんでいました。それで生誕200年の今年アンデルセンの童話のことで思い出したんです。でも違っていました。幸福の王子はオスカー・ワイルドの書いた童話です。同時代を生きた作家だったからかもしれませんが、その雰囲気がすごくアンデルセンに似ていたのかもしれません。

多分小学生の時に読んでから○十年経ってから真実を知りました。
こういう事って結構ありますね。

でも、このお話はすごく印象的王子の目がルビーだったか、ダイヤだったか宝石でできていたことに、当時子どもだったわたしは、すっかり心を奪われたのです。しばらくはツバメを見る度に幸福の王子を思い出していました。

久しぶりに読んでみようかな。
やっと本屋で本を5冊購入。
自宅の文庫で使うための本です。

こぐま社の「子どもに語る」シリーズは、サイズが手に持つのに丁度良く、また語るために訳されているので、とても読みやすい。
子どもに読んでやるにも短い話、長い話といくつか入っているのでその日の都合で読めるから大好き。
でも、実際に自分の娘に読んだことはないのだけどね。

久しぶりに「はだかの王様」を読んでやっぱり面白いと思った。
アンデルセンの童話って最近はあまり読まれないらしい。
今年はアンデルセン生誕200年だそうですが、200年たっても面白いと感じるためには、その時代にあった訳文が必要だと思う。
訳者ってその時代の空気を敏感に感じられる人でなければね。
先週からTVドラマ化されて話題になっている本を読みました。
昨日買って、お母さんの手記「いのちのハードル」と2冊一気に一晩で読んでしまいました。

泣きました。主人公の1リットルには及ばない物の100CCくらいは水分が涙と鼻水になって体から出て行きました。ドライアイの私がこんなに泣いたのも本当に久しぶりです。

「脊髄小脳変性症」残酷な病気です。いまだ治療法は見つかっていない。知能や感情はそのままで脳の運動を司る細胞が死んでいき脳が萎縮し、最後は食べることも、呼吸することもできなくなり亡くなっていく。

実は、近い知り合いに同じ病気を発病した人がいて全く知らない病気ではありません。でもその人はAさんとしますが発症して3年目、運動機能は少しずつ衰えては来ているもののまだ歩くことができ、話すこともできます。

ただ今後どうなっていくかは、詳しく分かっていなかったのです。残酷です。この本で初めて知りました。詳しくはいのちのハードルに書かれていました。
Aさんの悩み、心の葛藤を思うと本当にやりきれません。

それと同時に、主人公亜也を10年間にわたって支え続けたお母さんはじめ家族がすごいです。
感情は普通の人と変わらない若い娘であるのに、物が言えないことで侮辱され、医師や付き添いの家政婦に差別され、苦しい思いをしてる患者に替わって抗議し、彼女のために奮闘する姿に心の底から感動し、尊敬の気持ちで一杯です。

母親というだけでここまで強くなれるのかと、同じ母親として自分が情けなくなりました。私ももっと強くならなくては。

亜也さんは25歳で亡くなりましたが、生きていたら今年43歳。
私と同世代です。恋もしたかっただろうし、結婚も、子育てもしたかったに違い有りません。

同じ女性として生まれてきて、病気と10年間戦い続けて亡くなった彼女に比べて、私はなんと恵まれていることか。
それなのに私は小さな悩みであくせくしています。

彼女や、同じ病気で今なお苦しむ人たちに恥ずかしくないように
私も頑張らなくてはと真面目に思ったのでした。

日本昔話百選

2005年9月21日 読書
今日のお話は、百選のなかから、「鳥のみ爺」
何度語っても面白い。

あやちゅうちゅう、
こやちゅうちゅう、
にしきさらさらごよのさかずき
もってまいろうかびびらび〜ん
アメリカのヤング・アダルト小説。

久しぶりに、2日という短時間で読みました。
テンポが良くて、読み続けるのがくにならない。
アメリカ版「ウオーター・ボーイズ」という感じの内容です。
舞台が現代のアメリカだけに登場人物は、児童虐待を受けて来たり、人種差別を受けたりと様々にハンデイを負う高校生達。
スポーツ第一主義の高校で、水泳チームを作ることになった運動もできるし、頭も性格もいい主人公。
体育会のマッチョな高校生に目をつけられて苦労する。
こんな高校生がいたら面白いな。って思わせるストーリーだ。
テレビで高視聴率を上げた「ごくせん」にも似た雰囲気もある。
東大の教授をしている上野 千鶴子氏が書いたわかりやすい社会学の本。

上野千鶴子って頭いいわ〜。
そして、わたしのような頭の悪い女にもわかるように説明してくれている。
読んでいると自分まで頭良くなったかのような錯覚を起こす。

理論を勉強した人は、どんな事柄もすっきりわかりやすくせつめいできるんだなあと納得。
でも私は、今から社会学の理論を勉強する暇はないから、彼女の本を読んで頭を整理する。

彼女曰く、子供は学校でシャドウ・ワークをさせられてるのだそうだ。確かにそう思えば子供も辛い仕事を頑張らされているのだ。

東京大学の学生と、私立四硫大学の学生を比較分析したのも面白かったが、東電OL(年収1千万以上ありながら、売春していたOLで
殺された人)とお受験を目指していた母親がライバルの子供を殺した音羽の母の二人を学校化社会の両極を体現しているとしている説もなるほどと思ってしまった。

わたしにも似たような経験があるからねえ。
子育ては社会的評価を受けられない事業で、学校化社会とは対極にあり、原始からの営みである子育てはマニュアル通り行かないばかりか、正当な評価を受けられないことに若い母親は、悩むのよね。
これも、頑張れば未来は開けるという神話が作り出した弊害よね。

こんなわかりやすい事を私は、今日まで知らなかったわ。

ダンデライオン

2005年3月15日 読書
久しぶりに楽しい絵本を見つけました。
ダンデライオンてたんぽぽの事なんだけどね。
ダンデライオンは、パーテイーの招待状を受け取ったので、おめかしして出掛けようとします。まず床屋に出掛けて散髪してもらい、パーマもかけて貰う。次に上着を新調し、ステッキと帽子を買って颯爽とキリンの家を訪ねます。ところが・・・・・。

早速買ってこなくっちゃ!

1200冊

2005年3月2日 読書
我が家は、10年前に子ども向けの家庭文庫なるものを開いてから、どんどん貸し出し用の蔵書を買い足してきた。年間10万円以上購入したこともある。最近は本を置くスペースに限りが有るので年間数万円(30冊ぐらいか?)しか購入していない。
ところが10年間は長い。蔵書数が1200冊を超えてしまった。登録していない雑誌を含めると1300冊近くになっているだろう。

単純に計算して毎日1冊づつ読んでも、3年4ヶ月。
毎日3冊づつ読んでも、1年以上かかってしまう。
この本を全部読んでいるか?と聞かれたら正直に答えよう。
全部ではありません。が90%以上は読んでます。
限りなく100%に近いのが理想ですが・・・・・・。
去年買ってまだ読んでない本が積まれています。
新しい本を買う前に読まなければいけないのですが、本屋で時間をつぶしている内にいつの間にか本を買ってしまっています。

我が家の文庫に来る子ども達は年間40回来たとして一回に5冊借りて読んだとして年間200冊。
6年通ったら読破できます。
しかし子どもにも好みがあります。読みたくない本も有ります。
それを考えると1200冊が多いとはいえない。
でもこれ以上本棚を増やすことは難しい。(没)

黒革の手帖

2004年11月23日 読書
ドラマで話題になっているので読んでみる。
銀行を辞めたOL元子が主人公。
彼女が、銀行勤務時代に得た行金横領から始まり、そのお金を元に銀座でバーを開き、またまたそこで得た産婦人科の医師の隠し預金をネタに医師を恐喝し、と次々に知恵で大金を手に入れていく。
 彼女にお金を巻き上げられる相手は、公にできないお金を貯め込んでいるから、彼女との取引にはまっていく。
ぐいぐいと話に引っ張られ、あっという間に上下巻を読破。

結末は、アッと驚く内容でしたが、この本が書かれた昭和50年代半ばは、女性の成功者はやっぱり恨まれてたんでしょうかね。
今なら、元子が次々と裏金を巻き上げて、正義の味方のヒロインになるという筋書きも有ったかも知れない。

悪者の荒波に消えていく元子は痛々しく哀れだ。
只今、新しいお話を練習中。
「ルンペルシュティルツヘン」
約10分のお話なんだけど来週火曜日に勉強会で発表する予定。
今年は、新作が覚えられなくてこれでやっと3話目。
もう今年もあと2ヶ月半で終わりというのに。

今週中に全部覚えてしまわなければ。
来月は、小学校でのお話会が2回入っていてこちらの準備もしなければ。毎年秋は依頼が多いのでわたしのようなサボりでもご指名がかかるのだ。

頑張れお話おばさん。考えてみればストーリーテリングを始めて今年で10年目早いものです。でもレパートリーが最近増えてません。
頑張らねば。
ウン、ウン面白かったです。
数週間前、夏頃A新聞にご夫婦のことがパスタ料理の紹介と共に載っていました。
ずいぶん前から、気になっていたんですが、今日初めて本屋で手にとり、880円という値段につられて買いました。

漫画家の奥様の本ですから、当然漫画なのですぐに読めてしまうのが残念ですね。

国際結婚の1パターンなのでしょうから、全ての国際結婚が理解できるわけではなく、一組のご夫婦のエピソードとして読めます。

ただ、さおりさんが漫画家らしく二人の関係を客観的に分析して
ビジュアル化しているのが面白いですね。
我が家も、さおりさんのように客観視すればもめずに済むのでしょうね。まあ20年もたってもめることも少なくなりましたが・・。

国旗のえほん

2004年9月27日 読書
ISBN:4924710253 単行本 戸田 やすし 戸田デザイン研究室 1987/07 ¥1,575

アテネオリンピックが終わって1ヶ月が過ぎた。普段は意識しないけれど、オリンピックやサッカーのワールドカップを観るとき
国旗の存在が大きくなる。この本には192カ国の国旗がならんでいる。国旗ってデザイン的に素晴らしい。この絵本は国際情勢が変わるたびに改訂されて2004年68刷目が出版されている
ロングセラー絵本。世界は狭くなったと言うけれど世界にはこんなにたくさんの国が在る。国旗を眺めながらまだ知らない世界に
思いをはせてみたい。

(この本を買うのは今回で3回目。最初に買った本にはソ連の国旗が載っていた、東西ドイツも在ったはず。それぞれの国旗が愛され続けられればよいけれど、憎しみや悲しみの象徴になることもしばしば。人間はやっぱり罪深い)

七夕

2004年7月7日 読書
七夕の今日、文庫の日でした。
小学生、幼児など20人くらい本を借りにやってきました。

月に1回、今日はストーリーテリングを聴いて貰う日でした。
月に1回と言えども毎月新しいお話を覚えるのは難しく、特に私が仕事を始めてからは、新しいお話が覚えれないまま半年が過ぎようとしていました。
何とか7月は、グリムの「ラプンツエル」というロマンチックな
話を覚えることにして練習してきました。
ところが、本当に覚えられたのは昨日の午後。
全部で約15分ほどのおはなしですが、こまかい描写が
覚えられず四苦八苦。

なんとか今日の文庫日に間に合わせたって感じです。

子どもたちの感想は、「あり得ない話」
高い塔の中に閉じこめられたラプンツエルをたまたま通りかかった王子が、その歌声に惚れてラプンツエルに会いに行き、魔女に
隠れて会っていることがわかって、ラプンツエルは荒れ野に追いやられ、やっと会いに来た王子は深い嘆きで絶望して塔から身を投げ、命は取り止めたが目が見えなくなり、さまよいながらラプンツエルを思い続け、最後に彼女に見つけられ、彼女の涙で目が見えるようになり、彼女と子どもを連れて幸せになる。
と言うストーリーなのです。

例の冬のソナタのビデオを見たとき、最終回チュンサンとユジンが出会ったところで、思い出したのです。
このグリムのお話を。
まったくそっくりでした。
純愛ストーリーの原点は昔話にあり。

冬のソナタで、婚約者がユジンと別れて病気になってしまうところも
なんと大げさ何だろうとドラマを見ていて思ったけど、
そっくりのモチーフが、イギリスの「イグサのかさ」というお話にありました。
愛しい人と会えなくて病気になってしまう王子様。
ほかの昔話にも、出てきます。

やっぱり冬のソナタは、現代のメルヘンだったのです。
現代の服を着てキャリアウーマンと実業家という設定にはなっているけどね。(笑)

メルヘンは、きっといつの時代にも必要なのだと思う。
白馬に乗った王子様がやってきて欲しいわけでは無いけれど、
毎日の色んな困難、試練を乗り越えればハッピーエンドがまっているんだという肯定的な人生を送りたいという深い人間の欲求だと思う。

七夕の日にロマンチックなお話を聞いてくれた小学生の女の子たち。これからどんな恋をするんだろうなあ。
いつか、恋をしてこのラプンツエルと王子様の気持ちが理解できる日が来るんだろうね。ゥ〜楽しみ楽しみ。
51.3キロ
23.5%

8900歩

近所の友達が、近くの川にかもの親子が現れたよ。とメールで教えてくれた。
今日は、我が家の家庭文庫の日だったので、本を借りに来た小学生に尋ねてみた。「かもの親子見たことある?」って。
そしたら、目撃した子どもが何人かいた。

早速、文庫が終わってから、自転車で川沿いに走ってみた。
いました。いました。
母カモと、子カモが二羽計3羽。

のんびり泳いだり、歩いたりしていました。
まだ、子カモは羽が小さいので飛べません。
でももう水の中に頭を突っ込んでえさを探していました。

先週の小学校のおはなし会でも、今日の文庫でも「かもさんおとおり」というアメリカの超有名な絵本を読み聞かせしました。
子どもたちは、こがもたちの名前がとても面白いので結構楽しんでくれました。
この絵本の作者マックロスキーさんは絵本を書くために本当に自宅にカモを数羽飼って、何日もスケッチして本を描いたそうです。

今日は、本物のかもさんたちにあえたので良かった。
ISBN:4048837907 単行本 すずらんの会 角川書店 2002/11 ¥1,260

同じタイトルのドラマを娘が見ていたので、あまり本を読まない娘に読ませるつもりで買いました。
早速わたしも読みました。

うーん子どもって凄い。
限られた命をしっかり生きている。

ドラマも良いけれど、ちょっと現実感がなくなってしまう。
これは、本当に病気と一緒に生活しながら、院内学級で子どもたちが書いた詩や作文や絵を編集した本です。

こんな凄い詩や作文を書ける子どもたちが、もうこの世にいないのかと思うと切ないです。
もちろん元気になって、看護師や教師を目指して頑張っている子どもたちもいます。

娘?が生まれてまもなく、なかなか成長しないとっても扱いにくい赤ちゃんだった事もあり、色んな病院で検査やリハビリに通いました。そのとき、赤ちゃんがみんな健康で生まれてくるのではないことに気が付きました。

そして、難病と診断されている子どもたちの親が、明るく逞しいことにもびっくりしました。
その後、娘は食事療法などを続けて人並みの健康を取り戻す事ができたのです。

このときの経験と、娘?が中学1年生の時、腎臓の病気から40日の入院生活を送って、養護学校の先生に病院で授業をして頂きました。娘は急性症状が治まると治療はしているが元気だったので退屈が最大の悩みでした。
そのとき看護婦さんや養護学校の若い先生とのおつきあいがとても楽しみだったようです。

学校に行かない子どもも沢山いますが、病気やけがで学校に行けない子どもたちもいるのです。
そんな子どもたちがすこしでも普通の生活が送れるように院内学級が沢山出来ると良いなあと思っています。
ISBN:4812414288 文庫 山村 裕二 竹書房 2003/12 ¥620

書店で見つけて、読んでみたくなった。
映画のノベライズ。
映画は、まだ観てない。

小説として読んでも、泣けます。
病気の姉、天真爛漫な妹。二人が同じ日本人を好きになって、
心に傷を抱えた、主人公日本人ビジネスマン早瀬が、人を好きになることで、立ち直って行きます。
ラスト、姉のミンと早瀬が植えた青い花が、ミンのいなくなった
後で、別荘に咲き乱れています。
うんうん、すごく映像的です。

ビデオも見てみたい。
SBN:4871186881 文庫 山崎 豊子 新潮社 2003/01/10 ¥3,178

 読みました全刊。但しかなり斜め読みです。
ドラマはほとんど見てません。だって財前教授の唐沢君がどうも
イメージに合いません。財前は、体格もよく毛深くて、眼光鋭くてという原作のキャラに合ってないから。
多分、唐沢君は財前役のために、意図的に太っていたのだろうけど、肉布団も着けてたかも。
 
 私は、田宮次郎のドラマをぼんやりと記憶している。(何年前だ?)田宮次郎と山本学の財前と里見はイメージに合っていたかもしれない。はっきりとは言えないけれど。

 とても、長い小説だし飽きるかもしれないと思っていたので、
1冊づつ購入して読みました。
 ただ舞台が関西で、地名に馴染みがあるのでとても親しみが感じられました。 里見教授の奥さんと、佐江子さんの出身学校は、西宮にあるK女学院をイメージしてるかなあ?とか考えながら読んでいると結構楽しめました。
 財前と愛人のケイ子が、ドイツ出発前にデートする舞○ビラは
我が家から、車で10分のところにある、旧有栖川の宮の別荘です。
 
 教授の奥さん方のサロンの駆け引きなんかも、私たちの知らない世界なので興味深い。
まあ、裁判の駆け引きや人間ドラマなど盛りだくさんの小説で
山崎豊子はずいぶん勉強したのだろうなあと感心しました。
こういう社会派の小説は、最近見かけないので読んで良かったです。
 

読書日記

2004年1月19日 読書
今月になって読んだ本あれこれ
「池袋ウエストゲートパーク」石田衣良
「少年計数機」石田衣良
「うつくしい子ども」石田衣良
「窓ぎわのトットちゃん」黒柳徹子
「カラフル」森絵都

石田衣良にはまって半月が過ぎた。
きのうも「エンジェル」を買い足してきた。
どれも、結構刺激的な内容だけど、主人公が若くて地位もお金もないのが共通している。
なのに、主人公独特のポリシーでめちゃくちゃな世界の悪を倒していく。
現代版水戸黄門シリーズみたいだ。
パターンが決まっているからね。
だから、やめられないのかも。

でもやっぱり私は、最初に読んだ直木賞作品の4TEENが一番好きだし、他人にもお勧め出来ます。セックスと暴力シーンがないので安心して読める。中高生にも読ませたい。(笑)
きっとこの作品は映画化されるのしょう。

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