東大の教授をしている上野 千鶴子氏が書いたわかりやすい社会学の本。

上野千鶴子って頭いいわ〜。
そして、わたしのような頭の悪い女にもわかるように説明してくれている。
読んでいると自分まで頭良くなったかのような錯覚を起こす。

理論を勉強した人は、どんな事柄もすっきりわかりやすくせつめいできるんだなあと納得。
でも私は、今から社会学の理論を勉強する暇はないから、彼女の本を読んで頭を整理する。

彼女曰く、子供は学校でシャドウ・ワークをさせられてるのだそうだ。確かにそう思えば子供も辛い仕事を頑張らされているのだ。

東京大学の学生と、私立四硫大学の学生を比較分析したのも面白かったが、東電OL(年収1千万以上ありながら、売春していたOLで
殺された人)とお受験を目指していた母親がライバルの子供を殺した音羽の母の二人を学校化社会の両極を体現しているとしている説もなるほどと思ってしまった。

わたしにも似たような経験があるからねえ。
子育ては社会的評価を受けられない事業で、学校化社会とは対極にあり、原始からの営みである子育てはマニュアル通り行かないばかりか、正当な評価を受けられないことに若い母親は、悩むのよね。
これも、頑張れば未来は開けるという神話が作り出した弊害よね。

こんなわかりやすい事を私は、今日まで知らなかったわ。

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